チューブ・ダイエット 猫用 キドナ
成分
原材料名
中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)含有調整脂肪、デキストリン、乳製品、消化態乳たんぱく質(消化態ミルクカゼイン)、必須アミノ酸類、卵黄粉末、ビタミン類、ミネラル類、タウリン、ヌクレオチド
含有量
粗たん白質32.0%以上、粗脂肪25.0%以上 粗繊維0%、粗灰分4.5%以下、水分3.0%以下
◆ミネラル類
カルシウム0.65%、リン0.43%、カリウム0.31%、ナトリウム0.24%、塩素0.30%、マグネシウム0.02%、鉄80mg/kg、銅7.3mg/kg、マンガン7.5mg/kg、亜鉛120mg/kg、ヨウ素1.50mg/kg、セレン0.11mg/kg
◆ビタミン類
ビタミンA 5000IU/kg、ビタミンD 500IU/kg、ビタミンE 50IU/kg、ビタミンK 0.1mg/kg、ビタミンB1 5.0mg/kg、ビタミンB2 4.0mg/kg、パントテン酸 10mg/kg、ナイアシン 60mg/kg、ビタミンB6 4.0mg/kg、葉酸 0.8mg/kg、ビオチン 0.1mg/kg、ビタミンB12 0.022mg/kg、コリン 12000mg/kg、タウリン 0.2%、ヌクレオチド 100mg/kg
内容量
1箱に1包20gが20包入(窒素充填)
カロリー
100gあたり 495kcal
たんぱく由来熱量25.9%、脂肪由来熱量45.5%、リノール酸1.0%、αリノレン酸0.1%、アラキドン酸0.02%
給与量目安
【1日あたりの標準給与量 (g)】
体重 | 腎不全 | 手術後 | 外傷・癌・敗血症 | 広面積熱傷 |
1kg | 16 | 16 | 17~19 | 23 |
2kg | 32 | 31 | 34~38 | 45 |
3kg | 47 | 46 | 51~57 | 68 |
4kg | 63 | 61 | 68~77 | 90 |
5kg | 77 | 77 | 84~96 | 112 |
腎不全
体重1kgあたり15~16g
術後
体重1kgあたり15~16g
外傷・癌・敗血症時
体重1kgあたり17~19g
広範囲熱傷時
体重1kgあたり22~23g
用途
動物用食事療法食。
腎疾患の猫用。
高栄養、易消化のバランスフードを必要とする腎機能の低下した猫用。
形状・味など
溶解前(粉末)
溶解後(液体)
お湯でとかすとほのかにミルクの香り。
溶解後の味はうっすら甘味を感じます。
特徴
チューブダイエット〈猫用キドナ〉は、必須アミノ酸食事療法理論に基づくネコの急性・慢性腎疾患用の経腸栄養食です。
栄養管理が治療効果に影響する重要な要因であることは小動物臨床領域においても認識されております。
1. 必須アミノ酸食餌療法理論を応用し、特に腎疾患の猫に最適な栄養組成となっています。
2. 代謝エネルギーが495kcal/100gとハイカロリー。
3. たん白質を制限してあります。
4. たん白質中の必須アミノ酸含有量は68.5%以上でアミノ酸バランスにすぐれています。
5. 易消化性原材料を使用しています。
◎たん白質原料として消化吸収性に優れた乳たん白質の酵素消化物および必須アミノ酸を使用しています。
◎脂肪原料として中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を全脂肪中の30%使用し、脂肪吸収不全による下痢が起こりにくいよう配慮してあります。
◎炭水化物原料には澱粉を酵素処理した消化吸収性に優れたデキストリンを使用しています。
6. 16%濃度に溶解した場合、pH6.7、浸透圧が350mOsm/lで体液とほぼ等張となり、下痢も起こりにくくなります。
7. AAFCO、NRCの最新の基準に基づきビタミン・ミネラルを添加してありますが、カルシウム、リン、ナトリウム、塩素等を抑制し、低塩としてあります。
8. オメガ脂肪酸、ヌクレオチド(核酸)、タウリンを配合してあります。
注意事項
- 標準給与量は上記の通りですが、給与の1日目には標準給与量の、1/3量を、2日目には2/3量を、3日目には全量を目安として下さい。
- 給与回数は1日に2回以上とし、適宜ご配慮下さい。
- 濃度、給与方法、給与速度などは年齢、種類、体重、病状などにより適宜ご配慮ください。
- 溶解する容器、給与器具は常に清潔で、乾燥したものをご使用下さい。
- 溶解は清潔な場所で行い、細菌に汚染されないようにご注意下さい。
- 溶解後は2時間以内にご使用下さい。
- 完全に溶解しないとチューブ(カテーテル)に詰まることがあります。充分に溶解してからご使用下さい。
- 哺乳器などに入れて振盪すると脂肪分が分離しますのでご注意ください。
- 60℃以上の温湯での溶解はビタミン類の破壊を来す原因となりますので、避けて下さい。
物性
猫用キドナは淡黄色の微粉末で、わずかに独特なアミノ酸臭があります。
適量の温湯で溶解すると乳白色の懸濁液となります。
まれに溶解後、原料由来の黄色薄層及び有色の微粒子が見られることがありますが、品質上の問題はありません。
作り方
経口給与の場合
キドナ1に対し微温湯(40℃前後)を1~2の割合で容器に取り撹拌してペースト状に溶解
経管給与の場合
キドナ1に対して微温湯(40℃前後)を3~5の割合で使用
まず、チューブダイエットを容器にとり、微温湯の半分量をこれに加えます。
撹拌しペースト状にして3~4分程度放置し、残り半分量の微温湯を加えて更に撹拌します。
与え方
シリンジ等を使用して経鼻カテーテル、経口胃カテーテル、カテーテル食道ろう、胃瘻、空腸瘻等を介して給与して下さい。
経口給与の場合
シリンジ等を使用して猫の口腔内に静かに注入
経管給与の場合
シリンジ等を使用して経鼻カテーテル、経口胃カテーテル、カテーテル食道ろう、胃瘻、空腸瘻等を介して給与
説明書
嗜好性
※最大は各猫3つずつ
実際の使用レビュー
⇒ 【3匹+1で試食・チューブダイエット猫用キドナ(腎不全用流動食)】(姉妹ブログ)
参考
⇒ 公式 森乳サンワールド
関連記事(姉妹ブログ)
⇒ 【シリンジで口から流動食1~フクの場合(キドナ液の作り方)】
⇒ 【シリンジで口から流動食2~フクの場合(キドナ液の飲ませ方)】